リトリート2日目、スケジュールにはなかったのですが、参加者全員でグラストンベリー・トーまで遠足に行くことになりました。
「トールの丘」、グラストンベリー・トー(Glastonbury Tor)は、グラストンベリーのシンボルで、小高い丘の上に屋根のない聖ミカエル教会が建っています。
ちなみに、Torはケルトの言葉で「丘」を意味するらしいので、それを知ってから「トールの丘」というと「サルサ・ソース」(サルサはスペイン語でソース)と言っているようなちょっとした違和感があります。
この丘は昔々は水に囲まれた島になっていて、アーサー王が魔法使いマーリンと共に最後に向かった伝説の島「アヴァロン」はここのことだとか。
また、アーサー王物語にも登場する妖精の王Gwyn ap Nudd(グウィン・アプ・ ネッズ)が住んでいた場所でもあるそうです。すごくウェールズっぽい名前。
皆ふもとで靴を脱ぎ、瞑想をするように裸足で大地をゆっくりふみしめ、無言でそれぞれ頂上まで歩くと、4,5人の女性達がマントラを唄っていました。
ちなみに、Torはケルトの言葉で「丘」を意味するらしいので、それを知ってから「トールの丘」というと「サルサ・ソース」(サルサはスペイン語でソース)と言っているようなちょっとした違和感があります。
この丘は昔々は水に囲まれた島になっていて、アーサー王が魔法使いマーリンと共に最後に向かった伝説の島「アヴァロン」はここのことだとか。
また、アーサー王物語にも登場する妖精の王Gwyn ap Nudd(グウィン・アプ・ ネッズ)が住んでいた場所でもあるそうです。すごくウェールズっぽい名前。
360度見渡せる絶景、吹き飛ばされそうな強風といきなり暗くなり雨が降り出す空、その中で風に乗って流れてくる美しいマントラ。
芝生の上に半跏趺坐で座り、地面に左手をつけ、ハートのチャクラに意識を集中させ世界とつながる感覚を味わっていると、背骨がぴりぴりして、ハートが宇宙の愛で満たされるようで胸がいっぱいになり、ちょっと涙が出ました。
これを書いている今もまた背中がドクドク脈打ってる。
前回触れた「セント・マイケル・レイライン」の話はそれだけでも十分面白いのですが、もっと面白いことに・・・
グラストンベリーの下には「セント・メアリー・ライン」なる線も流れており、セント・マイケル・ラインが男性エネルギーで、セント・メアリー・ラインが女性エネルギー。その2種類のエネルギーが交差して、更に特別なエネルギーを生み出しているらしいのです。
グラストンベリーの下には「セント・メアリー・ライン」なる線も流れており、セント・マイケル・ラインが男性エネルギーで、セント・メアリー・ラインが女性エネルギー。その2種類のエネルギーが交差して、更に特別なエネルギーを生み出しているらしいのです。
その二つのそれぞれのエネルギーを汲む泉がトーのふもとから流れ出ており、一つはホワイト・スプリング、白の泉。もう一つはレッド・スプリング、赤の泉と呼ばれています。
とても近い水脈なのに、白の泉はカルシウムを多く含む水で無色透明。赤の泉は鉄分を多く含む水で赤っぽい。全く別の水質の水が湧き出ているのです。不思議。
とても近い水脈なのに、白の泉はカルシウムを多く含む水で無色透明。赤の泉は鉄分を多く含む水で赤っぽい。全く別の水質の水が湧き出ているのです。不思議。
ホワイト・スプリングの中は撮影禁止の神聖な神殿で、中は蝋燭の光だけで照らされた厳かな沐浴場となっています。
お香が焚かれ、暗くて湿っていて、ひそひそ声が反響して、鍾乳洞の中に入ったみたい。
お香が焚かれ、暗くて湿っていて、ひそひそ声が反響して、鍾乳洞の中に入ったみたい。
このホワイト・スプリングでは、妖精の王、狩人ハーン(Herne the Hunter)、聖ミカエル、アヴァロンの淑女(Lady of Avalon)、そして女神Brigid (Bridie, ブリジッド、ブリギッド、ブリード...)が祀られています。
ケルト神話の火の女神であるBrigidは、聖なる水、湧き出る泉の守り神でもあるのです。
ここホワイト・スプリングで私は、思いもよらない行動に出ます。
ケルト神話の火の女神であるBrigidは、聖なる水、湧き出る泉の守り神でもあるのです。
ここホワイト・スプリングで私は、思いもよらない行動に出ます。
今回のリトリートで、私は去年タイで出会ったトルコ人の友人と再会しました。
彼女はグラストンベリーに来るのは3回目で、今回はこのホワイト・スプリングで沐浴する気で来ていました。
その話を事前にしていて、「あなたも入るでしょ?」と訊かれ、全然その「泉」の想像がつかずに「いやー私はいいかな」とか答えていたんだけど
導かれるままホワイト・スプリングの神殿に入り、素っ裸になり誰も入っていない泉の中に入る彼女を見て、
彼女が入ったため水かさが増し、溢れ出る泉の水が靴の裏まで届くのを見て、
彼女が入ったため水かさが増し、溢れ出る泉の水が靴の裏まで届くのを見て、
説明のできない衝動にかられた私は、ほの暗いなか服を脱ぎ、肌を刺すような冷たさの泉の中に飛び込んだのです・・・!
周りは暗いけど他の観光客もいるし、リトリート参加者の団体で来ていたから、この行動には皆が度肝を抜かれた+触発されたらしく、しばらくした後他の皆も次々に服を脱ぎ泉に入り始めました。
インドに行ったときもガンジス川沿いに泊まりながら、沐浴するなんて発想は一切なかったし、自然は好きだけど湖で泳ぐのとか嫌だし、普段は得体の知れない水に入るなんてもっての他な私。
なによりも強風の丘の上から降りてきたばかりでぶるぶる震えるくらいの寒さの中、氷水のような冷たさの水に入るなんて、今考えても常軌を逸してる。
でも、最初に入った友人曰く「あなたは絶対入ると思ってた^^」そう。
あまりの冷たさに水の中に入っていられたのはほんの数分だったけど、その日一日はゆっくり温泉につかった後のような爽快感+魔法にかかったような高揚感、多幸感に包まれていました。
その日は朝にフランキンセンス(乳香)を食べてたからたぶんそれも一役買ったのかも。
フランキンセンスを食べる話も面白いのでまた後日書きます。
その日は朝にフランキンセンス(乳香)を食べてたからたぶんそれも一役買ったのかも。
フランキンセンスを食べる話も面白いのでまた後日書きます。
こちらは白の泉の飲用水。男性性を補うと言われています。 |
道路を挟んだ反対側にあるチャリス・ウェル・ガーデンから出る水は、女性性を補うと言われています。両方の泉から飲むことで陰陽のバランスが保てる |
もう一つの赤の泉があるチャリス・ウェル・ガーデンに行った話も書こうと思っていたけど、長くなったのでその話はパート③で。
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