2015年11月29日日曜日

毛髪ミネラル検査をやってみました。


私がアトピーを自分で治そうと決めて、食生活に気をつけるようになってからもうすぐ2年が経ちます。

その間皮膚科にかかることもなく、ステロイドも使わず、生活習慣やサプリメントだけで、一時は痒みで鬱になりそうなくらいひどかったアトピーが今ではほとんど気にならないレベルになりました。本当にありがたい

アトピーを治す際に実行していたことはまた別の時に書くとして、色々勉強していた中で大分参考にしていたのが「オーソモレキュラー」という分野。

分子整合栄養医学とも言い、今までの医療とは少し違う観点を持った療法です。

興味を持つきっかけになったのはこの本

→『心療内科に行く前に食事を変えなさい』(姫野友美)



現代人は、糖質・カロリー過多で、栄養不足である。体の不調は、ほとんどの場合が特定の栄養素が足りないせいでおこるのである。という考えにとても納得しました。

その前から砂糖をやめるきっかけとなった歯科医・長尾周格著『歯医者が虫歯を作ってる』


や内海聡の本で、大分医療不信が強くなっていたので、「体の調子が悪い→病院へ行き薬をもらう」ではダメなんだ・・・と、漠然と感じていたわけです。

オーソモレキュラーでは、クリニックに行き血液検査をし、自分の健康状態をミネラルレベルで数値化し、足りない栄養素をサプリメントや食事で補い治療をします。

しかし、保険外なので高い・・・。

大体一番最初の血液検査で2万円くらいするそうです。

すごく興味はあるけど・・・なかなか手が出せずに、アトピー患者によく不足していると言われる栄養素のサプリメントを自分なりに検討し、色々試してきていました。

そして、ほとんどアトピーも改善された頃、何のきっかけだったか、Amazonで見つけたこの「毛髪ミネラル検査キット」

自分の髪の毛を根元から3cmほど切り簡単な問診表を記入し郵送すると、2週間ほどで、自分のミネラルバランスを検査してくれるというもの。

オーソモレキュラーの血液検査も、そのうちやってみたいと思いながらあんまり現実的に考えていなかったけど、これなら簡単!

というわけで、やってみることにしました。

ほぼきっかり2週間で、届いた結果がコチラ↓



気になっていたポイントは、アトピー患者特有の有害ミネラルの量と、実はタバコを吸うので(なんでそんなに健康に気を使ってるのにタバコ吸うの??とよく訊かれるけど、だって私がタバコ止めたら超健康的になりすぎて困っちゃうじゃん・・・という苦しい言い訳をする)その影響。あと以前はチョコホリックだったおかげで虫歯が多く、その時の詰め物の影響。

結果はというと、実年齢28歳の、ミネラル年齢27.8歳!!かろうじて実年齢を下回る結果になりました!

最近の体の調子からも、おそらく、そんなに悪い結果は出ないだろうと思っていたけど、それでも思った以上に良かったので一安心。

喫煙によって体内に蓄積されやすい有害ミネラルは「カドミウム」や「鉛」らしいけど、カドミウムはほとんど検出されてないし、鉛はまぁすごく少なくはないけど一応「低レベル」範囲だし。

でも「砒素」と「アルミニウム」が中レベルに入っちゃってます。

砒素の汚染源は「残留農薬・井戸水・温泉水・海藻・魚介類・排気ガス」。

できるだけ無農薬のものを食べるようにしてるんだけどなぁ。排気ガスは、ちょっと気になる。もしかしたらPM2.5とかも関係あるかも?

アルミニウムは「調理器具・アルミ缶・アルミホイル・タバコ・水処理剤・消化性酸剤・制汗剤・食品包剤・酸性化した土壌・ワクチン・リンゴジュース・ベーキングパウダー」

これは・・・タバコか?でもリンゴジュースにもアルミニウムが?日常的には飲まないけど。海外で体調崩したときはなんとなく100%のアップルジュースを買いますけど。

アトピー患者に不足している栄養素は、マグネシウムとか亜鉛とか聞くけど、それらも一応基準値内。カリウムが多いのはレーズンいつも食べてるからかなあ。

最近はナッツ類大好きなので、ほとんど毎日アーモンドやカシューナッツやくるみやピーナツを食べています。

不足すると色々な不調を起こす「鉄」も、なんとか基準値内。少なめではあるから意識して摂らないといけないけど。

あとは「銅」がやや少ない。納豆、黄な粉、ココア、カシューナッツ、によく含まれているらしいから、最近きなことココアは粉のままヨーグルトにいれてそのまま食べてるから多分大丈夫!よし。

まぁこんな感じで・・・

アトピーなのにタバコなんて多分ありえないだろうから、もしこの結果で絶対にタバコのせいで有害ミネラル群が超高い。とかだったら、禁煙も考えるかな~・・・、とか思っていたけれど、そんなことなかったので、大丈夫そう^^

そもそもそんなに吸わないしね・・・一日3~4本で、無添加の手巻きタバコだから、多分大丈夫^^


医療を信用せずに、一体何を信じるのかとなると、信じるのは自分の体と、正しい知識と、こういった数値です。

でも正しい知識というのはすごく難しい(色々な情報があり過ぎて何が一体正しいのか判断が難しい)ため、ある程度方向性を決めつつ、砂糖を止めたら色々と調子が良い気がする、とか、お酒を飲むと痒くなる気がする、とか、そういう体の素直な反応をよく観察して自分の体で人体実験して、何を食べるか食べないかを決めています。

そんなにたくさん本を読んでるわけではないけど、栄養学のことを少しでもかじっていると、自分に何が必要で何が必要でないかがわかりやすくなるので、すごくお勧めです。

そして、何かしらの体の不調を抱えている場合、自分が普段食べているものというのは想像以上に密接に関わっているものだと思います。体調も、精神状態も。これはまさに『心療内科に行く前に食事を変えなさい』に書いてあることですが。(ただ、砂糖は良くないので甘味料を使いましょうとか書いてあるのは良くないと思います、人工甘味料はある意味砂糖よりも危険というデータがあるので)

白砂糖のせいで鬱になりやすい・キレやすくなるというのは有名な話。あ、あと最近では腸内フローラも精神状態にすごく関係あるんじゃないかと思い始めてる。だって、便秘になった時すごくイライラしたりぼーっとして上手く考えられなかったりしたもん。

私のアトピー治療は基本デトックスなので、最近調子が良い理由が他にもあるのですが、それもまた別の機会に書こうと思います。ドン引き注意!な内容になるので。。。

毛髪ミネラル検査。有害ミネラル6種類、必須ミネラル13種類、参考ミネラル7種類の検査が出来ます。オーソモレキュラークリニックに行くより安いけど、1万円するので、まぁ1年に1回くらい出来たらいいなー。
毛髪ミネラル検査[26元素]


2015年11月27日金曜日

インドに行ってきます。

今月は色々なことがありました。

 まず、小さい頃からとても可愛がってくれていた叔母の急逝。 

突然知らせを受け、あたふたと準備をし、仕事の休みをとり、葬儀へ行き、久しぶりに家族や親族と会い、嘆き悲しむ人々の中で、改めて「死ってなんだろう~?」とぼーっと考えました。 

生きている限り、どんな生き物にも、平等にやってくる死。

 口にする動物性食品や製品だけでなく、生きてると思っている自分の中でも、髪の毛や爪はとっくに死んでいるし、 腸の中は細菌の死骸だらけだし、皮膚の表面も細胞の死骸で覆われていて、私たちの生は死の上に成り立っているというのに、 

仕事や趣味や家族や友人、日々の生活を健康的に送っている間はまるで見えないもののように扱われている死。

 人が死ぬのは当たり前のはずなのに、なんでこんなに悲しいんだろう 

いつ死ぬかなんてわからないのに、どうやって毎日を生きていけばいいんだろう

自分はいつどんな風に死ぬんだろう 

40年後?20年後?10年後?もしかして来年とか、明日とか。 

そういうことをぐるぐると考えているうちに、パリでテロがありFacebook上が悲しみに染まり 

そういえば去年のこの時期、パリに行ってたんだった、私。と思い出し 

最近の世界情勢に、旅行者たちは「もう世界に安全な場所なんてない」と嘆いている事実を思い

 いつ死ぬのかわからないのなら、やっぱり後悔しないように、できることはできるうちにやっておかなきゃと 

死を考えるのに多分最も相応しいであろう場所、インド(の、バラナシ)に行くことにしました。 

旅先の候補地としては大分前からあがっていたインドだけど、衛生面とか、治安とかは別にして 

外国人の旅行客がレイプされたり、カーストの下の人間は殴られても蹴られてもレイプされても殺されても仕方ない。というような未だ根強く生きる差別意識が受け入れられなくて 

行きたいけど行きたくない・・・、と、思っていました。 

初めはお葬式の時にぼんやりと「そうだ、インドに行こう」と思い付き、 

その時は自分でも一時の気の迷いかと思っていたけど2,3日経っても現実的にインド行きを考えている自分がおり、 

そしたらビザのシステムがつい先日変わって日本人は申請料金が60ドルから25ドルになってるっていうし 

タイ航空で行くのが効率いいなーと思っていたら、先月知り合ってインド旅行にまつわるとても良い話を聞かせてくれたインド大好きなタイ人の女の子はタイに帰ってるはずだから会えるかも、と、連絡してみたら、来て!うちに泊まって!とウェルカムだし、

 他にもそういうことがいくつかあり、

 なんだか行っていいみたい。

 と、心配は大分減りました。

 私は、旅人とかバックパッカータイプではないけど(でもリュック一つで1カ月とか3カ月とか旅したから、デイパッカー?)

今まで20カ国くらい一人で行って来て、

割と、普通の人に言ったら驚愕されるようなことを色々経験してるけど、 

未だに毎回、海外に行く時には緊張するし、 飛行機落ちないかな―とかもう帰ってこれないかもしれないなーとかゆうかいされたらどうしようーとか、思う

でも空港に行って、自分が行かない世界中のあらゆる都市に飛行機が毎日飛んでるという事実を思うと、 

私にとっては特別で初めて行く場所だけど、何度も行ってる人もいるし国に帰る人もいるし、どうってことないよねー と、安心します。


 まだ一カ月あるので、勉強しよ、と いくつか本を買ったり借りたりしました。 

インド行きを決めて真っ先に手に取ったのはAKIRA氏の『アジアに落ちる』。再再再再再読くらい。

 

 そして今日『ぼくと1ルピーの神さま』(ヴィカス・スワラップ著)を読み終わりました。
  
これは、映画「スラムドッグ・ミリオネア」の原作。

下位カーストで貧民外で育った少年が、クイズミリオネアに出場し全問正解し10億ルピーを勝ち取る。

けど、そんな学校にも行っていないやつに教養なんてあるわけがない、不正を働いたにちがいない、と、逮捕され、拷問にかけられる。

しかしそのような事実はなく、少年は、ただ全ての答えを「知っていた」という。

一体少年はどのような人生を送ったら、全ての問題に答えられることができたのか?という話。

   


『旅のグ』(グレゴリ青山著)もまた久しぶりに読みたくなって探したら、文庫新装版が出ていたので注文しました。

   

あとは中国版しか読んだことのなかった、 『インドなんて二度と行くか!ボケ!!・・・でもまた行きたいかも』(さくら剛著)と、

   

表紙がかなりアレだけどレビューが意外と良い『インド人には、ご用心!』(モハンティ三智江著)と、


『誰も知らなかった インド人の頭ん中』(冬野花著)という本。

 


 インドの発酵ものは、ヨーグルトとチャパティくらいかな・・・




2015年11月9日月曜日

漬物に初チャレンジ!~ザワークラウト~

実は今まで漬物は苦手で、最初に『天然発酵の世界』を読んだ時にも、ふぅん・・・と、思っていただけだったのですが

そうかあ漬物も発酵なのかあ、と、気付いてから、

少しずつ興味が沸き始めていました。

カレーと食べる紅生姜とか、最近では、台湾で食べた小龍包と一緒に食べる細長い生姜のヤツも、子供の頃には食べれなかったけどすごく美味しかったし。

発酵のバイブル『天然発酵の世界』でも、サンダー・キャッツ氏の発酵の原点はザワークラウトだと書いてあったし、一番はじめの章に作り方が出てくるし、なんといってもキャベツを塩に漬けるだけという簡単なものだし。

発酵をする上で一番の魅力はなんと言っても「簡単」であることです。

え!りんごを水につけるだけで?え、皮でも出来るの??え、それを放っといたら酢ができるの???

という感動。シンプルな材料を組み合わせて環境を整えてやるだけで錬金術のごとく栄養価の高い素晴らしい食べ物が出来てしまう不思議。

ザワークラウトかぁ、おおどろぼうホッツェンプロッツにでてきたなぁ、キャベツと塩だけかぁ、それならいけるかもなぁ・・・

とにかく作ってみよう!と。丁度その時餃子を作ったキャベツの余りがあったので、とりあえず、やってみよう、と、作ってみました。

これが一回目。


とりあえず、やってみたところ、2,3日で発酵が始まり、一週間くらいしたところで味見したところ、何ともいえない酸っぱさが生まれていました。

大量に見えたキャベツも、瓶に詰めるとほんのちょっとにしかならず、ちょこちょこ食べているとすぐに半分以下になってしまい、大変だ、なくなっちゃう!と、慌てて2回目を作り始めました。

1.キャベツその他好きな野菜をサッと洗い千切りにし

2.ボウルにキャベツと塩を適当にいれ、塩を馴染ませる。
3.しばらくキャベツをもみこんでいると、しなしなになってきて、水が出てきます

4.ぎゅううっと何度も絞るように水分を出し
5.瓶に詰める。
これだけ!この時は丁度良い瓶があいていなくてジップロックに入れました。

左が10日くらい経ったもの、右が詰めたばっかり。左のほうは色が抜けて白くなっています。

ニンジンや赤キャベツを入れて綺麗な色にするのをサンダー・キャッツはお勧めしています。私はニンニクとオレガノを少し入れました。

注意点は、空気に触れさせないようにすること。

瓶の底にぎゅうぎゅうに詰めて、キャベツが全部水面下におさまっていること。

空気に触れていると雑菌が繁殖しやすくなるそうです。

落し蓋や、漬物用の容器で、圧をかけられたらいいのですが、私はなかったので、全部キャベツを水面下に沈めた後、とっておいたキャベツの葉っぱを上から更に沈めて、表面にはオリーブオイルを浮かべて蓋代わりにしました。

これは、YoutubeでSauerkrautを検索したら、そうしている人がいたので。すごいなー!画期的!と思って採用致しました。

結果、腐ることもなく、そろそろ2週間経って、どんどん美味しくなっていっています。

豚挽き肉と豆腐を炒めて味噌としょうゆで食べるのをよくやるけど、それに付け合せてみたらもう最高!!なマッチングでした^^ 

キャベツと塩だけで出てくる酸味は、乳酸菌が作ってくれるそうです。

植物性乳酸菌、万歳!

他の発酵とも同じように、既にできているものを少し加えるとスターターとなり、完成が早まります。

2回目に漬けたのはいつだったかな、まだ一週間経っていないくらいなので

早く美味しくなーれ♪

2015年11月6日金曜日

ビール酵母でピザ生地


全粒粉の餃子の皮に薄くオリーブオイルを塗り、トマトやチーズやブラックオリーブを載せてトースターで焼いた餃子の皮ピザは、うちでパーティをする時の人気メニューです。

が、この間初めてその餃子の皮を使い餃子を作ってみたことから、餃子の皮がピザだけのものではないことに気がつきました。



せっかく中身を作ったんだから、皮も作ろうかな?と思い、

てゆうか、ピザも生地からできるんじゃない?となり。

なんだかすごく目から鱗だったんですけど

ホームベーカリーという魔法の機械にピザ生地が作れるメニューもあって

そこで配合を調べてみると、「イタリアではふつうビール酵母を使う」と、あったので、

酵母の生きたビールを買ってきて、ビール酵母液にしようと思い付きました。



でも、ビールってつまり酵母が活躍しアルコール発酵をしたあとのはずなので

そのままでビール酵母液ってことじゃないの??って思うんですが

多分それを更にアクティベートさせて酵母を増やすやり方というのを書いてあるページがあったのでそれを参考にしつつ

①ビールに糖分を加え酵母を育てるやり方と、

②ビールをそのまま粉と混ぜて生種を起こすやり方と、

2通り試してみました。

①は、ビールに水を少し足して蜂蜜をよく混ぜて常温に置いておくと、5,6日したころから、常に上部に白い泡がしゅわしゅしている状態になりました。

②は、ビールと全粒粉を同量混ぜて、気が向いた時に大匙1くらいずつまた粉と水を足してかき混ぜる、というのをして、

これは4~5日、くらい経ったころにブクブクしてきて、1.5倍くらいに膨らみました。

その時点で待ちきれずに一度生地を作って、生姜酵母たっぷりのミートソースをのせて、ピザにしました。

その後、3回目のエサやり(種継ぎ)をした後にすごく元気良く膨らみ、倍の高さになっていたので、冷蔵庫に入れました。

生種 35g
全粒強力粉 100g
全粒薄力粉 70g
オリーブオイル、塩 少々
水 の代わりにビール 100g くらい
(生種とビール酵母液ダブルで入れたりそのままのビール入れたり色々しました。)

配合はいつも適当です。

ホームベーカリーにねってもらって、適当に分割して伸ばしてフライパンで焼いて


ミートソースとチーズを載せてトースターで6,7分


なかなか美味しく出来ました(*^^*)

水の代わりにビール酵母液+ビールを入れた時は水分量が多かったのか少しべちょっとしてた気がするけど

基本的に私のパンに失敗はありません。

クープが開かない…とか、膨らみが足りない…とか、全然ない。

美味しく食べれたら全部成功!

というわけで、大成功な「ビール酵母のピザ」でした。

そのあと同じ酵母で、普通にレーズンとクルミのプチパンも作りましたが、懸念していたビール臭さは全くなく美味しいパンが焼けました♪