2015年10月13日火曜日

八女のお土産

「日本一の高級茶の産地」、(そして黒木瞳の出身地の)福岡県八女市黒木町に行っていました。

ただの小旅行の予定だったけど、前回行った時とは全く違うものが見えて、改めて発酵によって人生が変わった(!)ことを実感。

お土産も今までとはちょっと違う感じです。

海苔、胡桃、米酢、竹酢液


まずは、小京都と呼ばれる福島の街で、かっこいい地元の伝統工芸品たちを置いている雑貨屋さん「うなぎの寝床」で買った有明のり。
海藻には海のミネラルがいっぱいつまっていて、毒素を排出する働きもあって、健康にはとっても良いのに、手に入りやすいものは大抵「アミノ酸調味料」その他いろいろなもので台無しにされています。

そして八女市の江崎酢醸造元の米酢(「独自の酵母でじっくりと醸しました」)と、同じく八女の立花バンブー株式会社というところの竹酢液の入浴剤『竹林浴』。どちらもこだわりの品♪

お酢に目覚めたのは一週間くらい前からです。
アトピーは、砂糖をやめたり、食べ物に気をつけたり、サプリメントをとるようになってから大分改善されたものの、この間久しぶりにすぐに治まらない痒みにおそわれ
変なもの食べてないはずだしなんでだろう・・・と考えていたら
思い当たることが一つありました。
基本的に何を食べるかよりも何を食べないかを重視していて、入れることよりも出すことが大事だと思っているので
デトックスに良いものとしてあげられていた重曹風呂を、試してみていました。
その時は、たくさん汗もかいたし、まぁスベスベになったなぁというくらいだったけど
それが間違いだった。。
アトピー肌とpHの関係を全く理解していませんでした。
乾燥肌でアトピー肌の人の皮膚は、通常よりもアルカリ性に傾いているらしい。
そして、重曹は弱アルカリ性。しかも重曹はたんぱく質を溶かす働きをする。。
ただでさえ刺激に弱く薄くなっている肌を、更にとかすなんて・・・!
悪化して当然です。
なので、反対の酸性であるりんご酢をお風呂にいれてみたところ
大分治まったのでした。
pHを正常な値に近づけてあげることは、表皮常在菌たちを働きやすくすることにもつながります。

ちなみにこのことを調べている時英語を使って検索もしてみたところ、
Earth ClinicというウェブサイトでAtopic Dermatitis/Eczema に効くナチュラルレメディーの口コミ1位が「Apple Cider Vinegar」でした。
もっと早く英語でも検索してみていればよかった・・・

ちなみにこのサイトでの2位はココナッツオイル、3位は蜂蜜だそうです。

と、いうわけで最近はお風呂にお酢を入れ、お風呂あがりにうっすらココナッツオイルを塗っています。
アトピーも大分改善され、サボりがちだった半身浴(と風呂読書)を見直す良いきっかけになりました。最近寒いし。

竹酢液を買ったのは、中国からお茶を持ち帰ったという和尚さんの銅像があり、有名なアレの形をした岩が奉られている、笠原の「霊巌寺」というお寺の下にある、「お茶の里記念館」です。
霊巌寺。右端に見えるのは、八女で一番古いとされているお茶の木。
例の岩と黒木一帯が見渡せる展望台までのハイキングに行かなかった私は、お寺の住職さんと、お話をさせて頂いておりました。ぽつり、ぽつりと、30分ほど。

お寺の歴史から、中国の蘇州の話、お茶の話まで。普通だったらめんどくさいから逃げよう・・・となってもおかしくない状況だったけど、無言で2人で立っていてもちっとも苦にならず、むしろその方のたたずまいが好ましく、同じ空間にいるだけで自分が浄化されるような気分でした。
図々しいか?


でも今回の小旅行は、人との交流が素晴らしかった。

八女市にある切り絵工房の作家さんから

そのお隣のハリネズミ屋さん・・・ではなく革職人さんから
八女市在住、ハリネズミのハリーくん


福岡でWWOOFをしている、素晴らしい旅行談を聞かせてくれたタイ人の女の子から

霊巌寺の和尚さんから

発酵の素晴らしさを分かち合ってくれて本当においしいご飯をつくってくれて福岡で一番美味しい胡桃の実をわけてくださった山の中の洋食屋さん「クターデン」のオーナーから

発酵マニアにはたまらない感じ


そして帰りの電車の駅で隣に座ったおばあさんまで。。。

新しい人と出会って、その人の宇宙と出会うと言うのは、何回も実感していることだけど、いくつになっても飽きないことだな。

そして、たった2日だけど空けていた家に帰ってきて、冷蔵庫の中に眠らせておいた酵母ちゃん達と再会する喜びにも、まだしばらくは飽きなさそうです♪

樹齢800年、津江神社の大クス





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