2015年12月1日火曜日

インド予習 『ぼくと1ルピーの神さま』

『ぼくと1ルピーの神さま』 ヴィカス・スワラップ著 

■ 内容

映画「スラムドッグ・ミリオネア」の原作。
インド版のTVプログラム「クイズ・ミリオネア」に出場した少年が見事クイズに全問正解し、賞金の10億ルピーを勝ち取る。
番組側は予想外の事態に何とか彼の不正をでっちあげようと警察とグルになり彼を逮捕する。
しかし彼はただ答えを「知っていた」という。
彼が目にしてきたのはインド社会の闇に隠された激しい貧富の差、未だ残る身分制度、暴力に殺人、幼児虐待・・・
学校にも通ったことのない少年は一体どのような体験を通してクイズの答えを知り得たのか?
果たして彼は賞金を手にすることができるのか?? というお話。

■ 感想

多くの旅人を惹きつけて止まないインドの影の部分、主にカースト制度について知りたかったので手に取った。
実話ではないし、カーストの話は多分一言もでてこなかったけど、
恐らくストーリーに出てくる過酷な描写は、実際にスラムに生きる人々の現実なんだろう。
というのがわかるので充分。
でもインドの同性愛者はキモいおっさんしかいないわけ?と言いたくなるくらい、
出てくる同性愛者はどれも暴君か痴漢か。
物語を面白くするための技巧なんだろうけど、
インドは法律でまだ同性愛(間の性行為)を禁止しているらしい。
ビザの性別の項目はmale/female/transgenderが選べるくらい、第三の性は認められてるくせに・・・
と思ったら、つい昨日?ニューデリーでプライドがあったみたい。
インドのプライドパレードは凄そう。

(ここで著者は外交官で親は弁護士らしいという情報がwikipediaより入り、面白かった。という私の感想に少しバイアスがかかる・・・)

■ 本文抜粋

彼らは僕が逮捕された理由さえ知ろうとしないだろう。
でも二人組みの警官が乗り込んできたときには、僕だって逮捕の理由なんか考えようともしなかった。
そもそも自分の存在自体が、違法だと思ってしまうような毎日を送っているのだ。
ごみためみたいな場所での、最低な暮らし。わずかのスペースをめぐる熾烈な争い。
クソをするにも列を作ってならばなくちゃならないような毎日。
そんな生活をしていたら、いつどんな理由で逮捕されてもおかしくないと思い始める。(p.12)


「あなたはいつ呼吸をすることを覚えたか言えますか?言えないでしょう?気がついたらあなたは息をしていたはずだ。
僕は学校にもろくに通わなかった。本も読まなかった。でも確かに、僕は答えを知っていたんです」
「つまり、こういうこと?あなたが答えを知っていたわけを理解するためには、あなたの人生を全部知らなければならない」
「多分」 (p.36)


列車の旅は、可能性に満ちている。それは現状が変わる可能性だ。つまり目的地に着いたときの自分は、出発したときの自分とは、まったく違う人間になっているかもしれないのだ。
新しい友達ができるかもしれない。かつての敵に出くわすかもしれない。傷んだサモサを食べて下痢をするかもしれない。かつての敵に出くわすかもしれない。
そしてひょっとしたら、熱烈な恋に落ちるかもしれない。(p.225)


この男は、いろんな死に方をする可能性があった。混み合った市場で警官と鉢合わせして撃たれたかもしれない。
屋台でお茶を飲んでいるときに、抗争相手のギャングに殺されたかもしれない。
コレラかガンかエイズにかかって病院で死んでいったかもしれない。
でも、そうはならなかった。
彼は僕に撃ち殺されたのだ。
その上、僕は彼の名前さえ知らない。

列車の旅は可能性に満ちている。だが心臓に穴が開いてしまったら、すべての可能性は消えてなくなる。
死人に旅を続けることはできない。もう物売りにも検札係にも会うことはない。(p.238)


僕はこれまで、あまりにも多くの不運に見舞われてきた。そして心の片すみには、常につきまとって離れない恐怖があった。
いつか赤いランプをつけたジープが、殺人容疑で(名前のない強盗か、シャンタラムか、それともニーリマ・クマーリか)僕を逮捕しにくるんじゃないかという恐怖だ。
そんな生活を送っていると、未来を夢見て計画を立てようという気が起きなくなる。
僕はお金も自分の人生も、とてもぞんざいに扱うようになったーーまるで手にいれるのも失うのも簡単な、消耗品のように。
その結果、アパートの住人たちの間で、気安く金を貸してくれるやつと評判をとることになった。(p.362)


このぜいたくな光景を見ていると、僕はなんだか落ち着かなくなる。サリムと僕はムンバイでよく金持ちの結婚式にもぐりこみ、無料の食べ物にありついていた。
でもその時の僕たちは、彼らの富をうらやんだりしなかった。
けれどこの金持ちの大学生たちが湯水のようにお金を使うのを見ていると、僕はこれまで味わったことのない感情にとらわれる。
僕自身のひどい生活とくらべ、あまりの違いに痛みすら覚えるほどだ。テーブルの上に山のようにごちそうがあるにもかかわらず、僕の空腹感は煙のように消えてしまう。
そのとき僕は、自分の中の変化に気づく。欲望が金の力で全部かなえられてしまい、何も望むものが残されていないというのは、どんな気持ちがするものだろう?
欲望のない人生というのは、それほど望ましいものだろうか?欲望の欠如は金の欠如よりはましなのだろうか? (p.368)




2015年11月29日日曜日

毛髪ミネラル検査をやってみました。


私がアトピーを自分で治そうと決めて、食生活に気をつけるようになってからもうすぐ2年が経ちます。

その間皮膚科にかかることもなく、ステロイドも使わず、生活習慣やサプリメントだけで、一時は痒みで鬱になりそうなくらいひどかったアトピーが今ではほとんど気にならないレベルになりました。本当にありがたい

アトピーを治す際に実行していたことはまた別の時に書くとして、色々勉強していた中で大分参考にしていたのが「オーソモレキュラー」という分野。

分子整合栄養医学とも言い、今までの医療とは少し違う観点を持った療法です。

興味を持つきっかけになったのはこの本

→『心療内科に行く前に食事を変えなさい』(姫野友美)



現代人は、糖質・カロリー過多で、栄養不足である。体の不調は、ほとんどの場合が特定の栄養素が足りないせいでおこるのである。という考えにとても納得しました。

その前から砂糖をやめるきっかけとなった歯科医・長尾周格著『歯医者が虫歯を作ってる』


や内海聡の本で、大分医療不信が強くなっていたので、「体の調子が悪い→病院へ行き薬をもらう」ではダメなんだ・・・と、漠然と感じていたわけです。

オーソモレキュラーでは、クリニックに行き血液検査をし、自分の健康状態をミネラルレベルで数値化し、足りない栄養素をサプリメントや食事で補い治療をします。

しかし、保険外なので高い・・・。

大体一番最初の血液検査で2万円くらいするそうです。

すごく興味はあるけど・・・なかなか手が出せずに、アトピー患者によく不足していると言われる栄養素のサプリメントを自分なりに検討し、色々試してきていました。

そして、ほとんどアトピーも改善された頃、何のきっかけだったか、Amazonで見つけたこの「毛髪ミネラル検査キット」

自分の髪の毛を根元から3cmほど切り簡単な問診表を記入し郵送すると、2週間ほどで、自分のミネラルバランスを検査してくれるというもの。

オーソモレキュラーの血液検査も、そのうちやってみたいと思いながらあんまり現実的に考えていなかったけど、これなら簡単!

というわけで、やってみることにしました。

ほぼきっかり2週間で、届いた結果がコチラ↓



気になっていたポイントは、アトピー患者特有の有害ミネラルの量と、実はタバコを吸うので(なんでそんなに健康に気を使ってるのにタバコ吸うの??とよく訊かれるけど、だって私がタバコ止めたら超健康的になりすぎて困っちゃうじゃん・・・という苦しい言い訳をする)その影響。あと以前はチョコホリックだったおかげで虫歯が多く、その時の詰め物の影響。

結果はというと、実年齢28歳の、ミネラル年齢27.8歳!!かろうじて実年齢を下回る結果になりました!

最近の体の調子からも、おそらく、そんなに悪い結果は出ないだろうと思っていたけど、それでも思った以上に良かったので一安心。

喫煙によって体内に蓄積されやすい有害ミネラルは「カドミウム」や「鉛」らしいけど、カドミウムはほとんど検出されてないし、鉛はまぁすごく少なくはないけど一応「低レベル」範囲だし。

でも「砒素」と「アルミニウム」が中レベルに入っちゃってます。

砒素の汚染源は「残留農薬・井戸水・温泉水・海藻・魚介類・排気ガス」。

できるだけ無農薬のものを食べるようにしてるんだけどなぁ。排気ガスは、ちょっと気になる。もしかしたらPM2.5とかも関係あるかも?

アルミニウムは「調理器具・アルミ缶・アルミホイル・タバコ・水処理剤・消化性酸剤・制汗剤・食品包剤・酸性化した土壌・ワクチン・リンゴジュース・ベーキングパウダー」

これは・・・タバコか?でもリンゴジュースにもアルミニウムが?日常的には飲まないけど。海外で体調崩したときはなんとなく100%のアップルジュースを買いますけど。

アトピー患者に不足している栄養素は、マグネシウムとか亜鉛とか聞くけど、それらも一応基準値内。カリウムが多いのはレーズンいつも食べてるからかなあ。

最近はナッツ類大好きなので、ほとんど毎日アーモンドやカシューナッツやくるみやピーナツを食べています。

不足すると色々な不調を起こす「鉄」も、なんとか基準値内。少なめではあるから意識して摂らないといけないけど。

あとは「銅」がやや少ない。納豆、黄な粉、ココア、カシューナッツ、によく含まれているらしいから、最近きなことココアは粉のままヨーグルトにいれてそのまま食べてるから多分大丈夫!よし。

まぁこんな感じで・・・

アトピーなのにタバコなんて多分ありえないだろうから、もしこの結果で絶対にタバコのせいで有害ミネラル群が超高い。とかだったら、禁煙も考えるかな~・・・、とか思っていたけれど、そんなことなかったので、大丈夫そう^^

そもそもそんなに吸わないしね・・・一日3~4本で、無添加の手巻きタバコだから、多分大丈夫^^


医療を信用せずに、一体何を信じるのかとなると、信じるのは自分の体と、正しい知識と、こういった数値です。

でも正しい知識というのはすごく難しい(色々な情報があり過ぎて何が一体正しいのか判断が難しい)ため、ある程度方向性を決めつつ、砂糖を止めたら色々と調子が良い気がする、とか、お酒を飲むと痒くなる気がする、とか、そういう体の素直な反応をよく観察して自分の体で人体実験して、何を食べるか食べないかを決めています。

そんなにたくさん本を読んでるわけではないけど、栄養学のことを少しでもかじっていると、自分に何が必要で何が必要でないかがわかりやすくなるので、すごくお勧めです。

そして、何かしらの体の不調を抱えている場合、自分が普段食べているものというのは想像以上に密接に関わっているものだと思います。体調も、精神状態も。これはまさに『心療内科に行く前に食事を変えなさい』に書いてあることですが。(ただ、砂糖は良くないので甘味料を使いましょうとか書いてあるのは良くないと思います、人工甘味料はある意味砂糖よりも危険というデータがあるので)

白砂糖のせいで鬱になりやすい・キレやすくなるというのは有名な話。あ、あと最近では腸内フローラも精神状態にすごく関係あるんじゃないかと思い始めてる。だって、便秘になった時すごくイライラしたりぼーっとして上手く考えられなかったりしたもん。

私のアトピー治療は基本デトックスなので、最近調子が良い理由が他にもあるのですが、それもまた別の機会に書こうと思います。ドン引き注意!な内容になるので。。。

毛髪ミネラル検査。有害ミネラル6種類、必須ミネラル13種類、参考ミネラル7種類の検査が出来ます。オーソモレキュラークリニックに行くより安いけど、1万円するので、まぁ1年に1回くらい出来たらいいなー。
毛髪ミネラル検査[26元素]


2015年11月27日金曜日

インドに行ってきます。

今月は色々なことがありました。

 まず、小さい頃からとても可愛がってくれていた叔母の急逝。 

突然知らせを受け、あたふたと準備をし、仕事の休みをとり、葬儀へ行き、久しぶりに家族や親族と会い、嘆き悲しむ人々の中で、改めて「死ってなんだろう~?」とぼーっと考えました。 

生きている限り、どんな生き物にも、平等にやってくる死。

 口にする動物性食品や製品だけでなく、生きてると思っている自分の中でも、髪の毛や爪はとっくに死んでいるし、 腸の中は細菌の死骸だらけだし、皮膚の表面も細胞の死骸で覆われていて、私たちの生は死の上に成り立っているというのに、 

仕事や趣味や家族や友人、日々の生活を健康的に送っている間はまるで見えないもののように扱われている死。

 人が死ぬのは当たり前のはずなのに、なんでこんなに悲しいんだろう 

いつ死ぬかなんてわからないのに、どうやって毎日を生きていけばいいんだろう

自分はいつどんな風に死ぬんだろう 

40年後?20年後?10年後?もしかして来年とか、明日とか。 

そういうことをぐるぐると考えているうちに、パリでテロがありFacebook上が悲しみに染まり 

そういえば去年のこの時期、パリに行ってたんだった、私。と思い出し 

最近の世界情勢に、旅行者たちは「もう世界に安全な場所なんてない」と嘆いている事実を思い

 いつ死ぬのかわからないのなら、やっぱり後悔しないように、できることはできるうちにやっておかなきゃと 

死を考えるのに多分最も相応しいであろう場所、インド(の、バラナシ)に行くことにしました。 

旅先の候補地としては大分前からあがっていたインドだけど、衛生面とか、治安とかは別にして 

外国人の旅行客がレイプされたり、カーストの下の人間は殴られても蹴られてもレイプされても殺されても仕方ない。というような未だ根強く生きる差別意識が受け入れられなくて 

行きたいけど行きたくない・・・、と、思っていました。 

初めはお葬式の時にぼんやりと「そうだ、インドに行こう」と思い付き、 

その時は自分でも一時の気の迷いかと思っていたけど2,3日経っても現実的にインド行きを考えている自分がおり、 

そしたらビザのシステムがつい先日変わって日本人は申請料金が60ドルから25ドルになってるっていうし 

タイ航空で行くのが効率いいなーと思っていたら、先月知り合ってインド旅行にまつわるとても良い話を聞かせてくれたインド大好きなタイ人の女の子はタイに帰ってるはずだから会えるかも、と、連絡してみたら、来て!うちに泊まって!とウェルカムだし、

 他にもそういうことがいくつかあり、

 なんだか行っていいみたい。

 と、心配は大分減りました。

 私は、旅人とかバックパッカータイプではないけど(でもリュック一つで1カ月とか3カ月とか旅したから、デイパッカー?)

今まで20カ国くらい一人で行って来て、

割と、普通の人に言ったら驚愕されるようなことを色々経験してるけど、 

未だに毎回、海外に行く時には緊張するし、 飛行機落ちないかな―とかもう帰ってこれないかもしれないなーとかゆうかいされたらどうしようーとか、思う

でも空港に行って、自分が行かない世界中のあらゆる都市に飛行機が毎日飛んでるという事実を思うと、 

私にとっては特別で初めて行く場所だけど、何度も行ってる人もいるし国に帰る人もいるし、どうってことないよねー と、安心します。


 まだ一カ月あるので、勉強しよ、と いくつか本を買ったり借りたりしました。 

インド行きを決めて真っ先に手に取ったのはAKIRA氏の『アジアに落ちる』。再再再再再読くらい。

 

 そして今日『ぼくと1ルピーの神さま』(ヴィカス・スワラップ著)を読み終わりました。
  
これは、映画「スラムドッグ・ミリオネア」の原作。

下位カーストで貧民外で育った少年が、クイズミリオネアに出場し全問正解し10億ルピーを勝ち取る。

けど、そんな学校にも行っていないやつに教養なんてあるわけがない、不正を働いたにちがいない、と、逮捕され、拷問にかけられる。

しかしそのような事実はなく、少年は、ただ全ての答えを「知っていた」という。

一体少年はどのような人生を送ったら、全ての問題に答えられることができたのか?という話。

   


『旅のグ』(グレゴリ青山著)もまた久しぶりに読みたくなって探したら、文庫新装版が出ていたので注文しました。

   

あとは中国版しか読んだことのなかった、 『インドなんて二度と行くか!ボケ!!・・・でもまた行きたいかも』(さくら剛著)と、

   

表紙がかなりアレだけどレビューが意外と良い『インド人には、ご用心!』(モハンティ三智江著)と、


『誰も知らなかった インド人の頭ん中』(冬野花著)という本。

 


 インドの発酵ものは、ヨーグルトとチャパティくらいかな・・・




2015年11月9日月曜日

漬物に初チャレンジ!~ザワークラウト~

実は今まで漬物は苦手で、最初に『天然発酵の世界』を読んだ時にも、ふぅん・・・と、思っていただけだったのですが

そうかあ漬物も発酵なのかあ、と、気付いてから、

少しずつ興味が沸き始めていました。

カレーと食べる紅生姜とか、最近では、台湾で食べた小龍包と一緒に食べる細長い生姜のヤツも、子供の頃には食べれなかったけどすごく美味しかったし。

発酵のバイブル『天然発酵の世界』でも、サンダー・キャッツ氏の発酵の原点はザワークラウトだと書いてあったし、一番はじめの章に作り方が出てくるし、なんといってもキャベツを塩に漬けるだけという簡単なものだし。

発酵をする上で一番の魅力はなんと言っても「簡単」であることです。

え!りんごを水につけるだけで?え、皮でも出来るの??え、それを放っといたら酢ができるの???

という感動。シンプルな材料を組み合わせて環境を整えてやるだけで錬金術のごとく栄養価の高い素晴らしい食べ物が出来てしまう不思議。

ザワークラウトかぁ、おおどろぼうホッツェンプロッツにでてきたなぁ、キャベツと塩だけかぁ、それならいけるかもなぁ・・・

とにかく作ってみよう!と。丁度その時餃子を作ったキャベツの余りがあったので、とりあえず、やってみよう、と、作ってみました。

これが一回目。


とりあえず、やってみたところ、2,3日で発酵が始まり、一週間くらいしたところで味見したところ、何ともいえない酸っぱさが生まれていました。

大量に見えたキャベツも、瓶に詰めるとほんのちょっとにしかならず、ちょこちょこ食べているとすぐに半分以下になってしまい、大変だ、なくなっちゃう!と、慌てて2回目を作り始めました。

1.キャベツその他好きな野菜をサッと洗い千切りにし

2.ボウルにキャベツと塩を適当にいれ、塩を馴染ませる。
3.しばらくキャベツをもみこんでいると、しなしなになってきて、水が出てきます

4.ぎゅううっと何度も絞るように水分を出し
5.瓶に詰める。
これだけ!この時は丁度良い瓶があいていなくてジップロックに入れました。

左が10日くらい経ったもの、右が詰めたばっかり。左のほうは色が抜けて白くなっています。

ニンジンや赤キャベツを入れて綺麗な色にするのをサンダー・キャッツはお勧めしています。私はニンニクとオレガノを少し入れました。

注意点は、空気に触れさせないようにすること。

瓶の底にぎゅうぎゅうに詰めて、キャベツが全部水面下におさまっていること。

空気に触れていると雑菌が繁殖しやすくなるそうです。

落し蓋や、漬物用の容器で、圧をかけられたらいいのですが、私はなかったので、全部キャベツを水面下に沈めた後、とっておいたキャベツの葉っぱを上から更に沈めて、表面にはオリーブオイルを浮かべて蓋代わりにしました。

これは、YoutubeでSauerkrautを検索したら、そうしている人がいたので。すごいなー!画期的!と思って採用致しました。

結果、腐ることもなく、そろそろ2週間経って、どんどん美味しくなっていっています。

豚挽き肉と豆腐を炒めて味噌としょうゆで食べるのをよくやるけど、それに付け合せてみたらもう最高!!なマッチングでした^^ 

キャベツと塩だけで出てくる酸味は、乳酸菌が作ってくれるそうです。

植物性乳酸菌、万歳!

他の発酵とも同じように、既にできているものを少し加えるとスターターとなり、完成が早まります。

2回目に漬けたのはいつだったかな、まだ一週間経っていないくらいなので

早く美味しくなーれ♪

2015年11月6日金曜日

ビール酵母でピザ生地


全粒粉の餃子の皮に薄くオリーブオイルを塗り、トマトやチーズやブラックオリーブを載せてトースターで焼いた餃子の皮ピザは、うちでパーティをする時の人気メニューです。

が、この間初めてその餃子の皮を使い餃子を作ってみたことから、餃子の皮がピザだけのものではないことに気がつきました。



せっかく中身を作ったんだから、皮も作ろうかな?と思い、

てゆうか、ピザも生地からできるんじゃない?となり。

なんだかすごく目から鱗だったんですけど

ホームベーカリーという魔法の機械にピザ生地が作れるメニューもあって

そこで配合を調べてみると、「イタリアではふつうビール酵母を使う」と、あったので、

酵母の生きたビールを買ってきて、ビール酵母液にしようと思い付きました。



でも、ビールってつまり酵母が活躍しアルコール発酵をしたあとのはずなので

そのままでビール酵母液ってことじゃないの??って思うんですが

多分それを更にアクティベートさせて酵母を増やすやり方というのを書いてあるページがあったのでそれを参考にしつつ

①ビールに糖分を加え酵母を育てるやり方と、

②ビールをそのまま粉と混ぜて生種を起こすやり方と、

2通り試してみました。

①は、ビールに水を少し足して蜂蜜をよく混ぜて常温に置いておくと、5,6日したころから、常に上部に白い泡がしゅわしゅしている状態になりました。

②は、ビールと全粒粉を同量混ぜて、気が向いた時に大匙1くらいずつまた粉と水を足してかき混ぜる、というのをして、

これは4~5日、くらい経ったころにブクブクしてきて、1.5倍くらいに膨らみました。

その時点で待ちきれずに一度生地を作って、生姜酵母たっぷりのミートソースをのせて、ピザにしました。

その後、3回目のエサやり(種継ぎ)をした後にすごく元気良く膨らみ、倍の高さになっていたので、冷蔵庫に入れました。

生種 35g
全粒強力粉 100g
全粒薄力粉 70g
オリーブオイル、塩 少々
水 の代わりにビール 100g くらい
(生種とビール酵母液ダブルで入れたりそのままのビール入れたり色々しました。)

配合はいつも適当です。

ホームベーカリーにねってもらって、適当に分割して伸ばしてフライパンで焼いて


ミートソースとチーズを載せてトースターで6,7分


なかなか美味しく出来ました(*^^*)

水の代わりにビール酵母液+ビールを入れた時は水分量が多かったのか少しべちょっとしてた気がするけど

基本的に私のパンに失敗はありません。

クープが開かない…とか、膨らみが足りない…とか、全然ない。

美味しく食べれたら全部成功!

というわけで、大成功な「ビール酵母のピザ」でした。

そのあと同じ酵母で、普通にレーズンとクルミのプチパンも作りましたが、懸念していたビール臭さは全くなく美味しいパンが焼けました♪





2015年10月27日火曜日

顕微鏡で酵母を見てみる

10月もそろそろ終わりです。

ということは発酵を始めてそろそろ2ヶ月が経ちます。 

これまで色々なものを大体順調に醸してきて 

酵母や乳酸菌など、今まで意識していなかったミクロな世界を強烈に感じているのですが

そのミクロな世界、見てみたいなぁ・・・と思っていました

ところ

案外早くその願望が叶いました(≧▽≦) 

というわけでひたすらうちの酵母ちゃんたちをご紹介します。


こちら↑は、出来て一週間ほどのレーズン酵母 

酵母は、出芽酵母と分裂酵母に分かれるらしいんですが

出芽しています!!!英語ではBudding yeastsといって、budsは芽。

これはまだ出来て冷蔵庫に2~3日置いていますが、まだ発酵を続けていて蓋を開けるとプシュっと言うし甘みもまだあります。飲んで美味しいです。


そしてこちら↓はちょっと時間が経って、ずっと冷蔵庫に寝かせていたもの。

こちらは甘みはもうありません。アルコール臭が強く酸っぱいワインみたいになっています。

びっしり・・・(恐怖)

新しいエサ(糖分)を大分与えてないので、眠っているのか、もうお亡くなりになっているのか。

生物反応を見る液体とかもあるらしいので、それをつけたらわかるのかなぁ。

りんご酵母も新しいのと、古いのと、見ましたが大体同じようなかんじでした。

全部セレビシエちゃんなんでしょうか。(wikipediaでは出芽酵母の英名がsaccharomyces cerevisiaeだからきっとそう)



そしてこちらはラズベリー酵母。

ラズベリーは発酵力がすごく強く、すぐシュワシュワになったし下に溜まるオリの量もかなり多かったです。

イチゴとか、表面に種のある果物は酵母がいっぱい寄ってくるらしい。

なんか、色んなものが見えました。



こちら↑はヨーグルト。月みたいで綺麗ですね

うちのヨーグルトは、一番最初は玄米から起こし、その後ケフィアの粉末で作っていたのも混ぜたり、アニス酵母もまぜたり、色々してたので、強いのが生き残ってるんだろうなぁと思ってたけど、

酵母らしいのと、多分何かの菌みたいなのがいっぱい見えました。乳酸菌?

乳酸菌は酵母より小さいみたいで、今日見た顕微鏡ではこれが限界。

何の菌なのか知りたい。



今日のご飯は、ようやく手に入った無農薬かぼちゃをサツマイモと鶏肉と炒めて、

数日前にスペイン人の人から聞いた、オリーブオイルとニンニクと生卵をミキサーで混ぜた、簡単だけど超絶品らしい「アリオリ」ソースを早速作ってみて、かけたものを食べました。

(酵母は関係ない)

あ、レーズンも一緒に食べました。カボチャとレーズンの組み合わせは美味しい。レーズン万歳!

しかし、ニンニクを一株買ってきて、餃子を作り、ザワークラウトにいれ、アリオリソースをつくったのに、まだ半分以上残っている!どうしよう。これはもう漬けるしか・・・





この間の日曜日に漬けたキャベツとニンニクのザワークラウトは、抜けなかった中の気泡が少し心配でしたが、今のところ順調みたいです。



なんか気泡増えてる?乳酸菌も二酸化炭素を産出するの??

勉強しなきゃ

なかなかいい香りがしています。今3日目かな。週末に味見をしてみよう♪





2015年10月22日木曜日

ドライりんごでアップルサイダー


レーズン酵母に続いてポピュラーなりんご酵母だけど、なかなか無農薬りんごを手に入れるのは難しいので、オーガニックでフリーズドライのりんごを水につけていました。

最近色んなものを醸しすぎて、スターターとしてレーズン酵母を使うとすぐ出来過ぎちゃうので、今回はスターターなしで改めてりんごと水からのスタート。そして最初の3日くらいは冷蔵庫。(雑菌の繁殖を弱めるため本当はこうした方が良いらしい。レーズン酵母はこの段階飛ばしたけどできた) 

常温に出してから更に4〜5日かかる予定だったのに、3日目の今日、家に戻ると、電子レンジの上に置いていた瓶からシュワシュワが漏れ出して、キッチンの床が水浸しになっていました…!

日中気温が高かったからなぁ〜

とにかく、爆発してなくて良かった…

りんごの割合に対して水が多かったせいか甘みが薄かったので、もう少しレーズンかはちみつを与えて1日か2日常温に置いてから、冷蔵庫かな〜。

この間同じ発酵マニアの人とも言っていたけど、どこで発酵を止めるかが、ミソだよねって。

今現在うちには、飲むつもりで作った酵母液達が発酵しすぎちゃって、甘みが全く無くなり、恐らくワイン化しているものが絶賛熟成中であります…



そしてこれを更に放置するとお酢になると思うんだけど…どの段階からがお酢なんだろう…飲んで酸っぱかったらお酢?でもワインも酸っぱいワインあるよね。酢酸菌の量?わからないことがどんどん出てくる!


発酵オートミール



アトピー改善のため食に気をつけるようになってから、朝食断食をしています。

それまでも人と比べると少食ではあったけど、すぐにお腹が空くため一日に5回くらいちょこちょこ食べていて (お腹が空くとフラフラしたり手が震えたりしていた。明らかに低血糖症・・・)

腸が最大の免疫器官であり、食べ続けているとその腸が休まるヒマがないため、空腹期間は出来るだけ長くとった方が良い・・・というのを聞き



丁度その頃健康診断があり朝食を食べれないことがあって、その日の午前中慣れない断食にフラフラだったのにも関わらずなんだかとても気持ちが良く

砂糖をやめた時も、体の中がとってもクリーンになったような清清しさを感じていたけど、そんな類の快感があったので

これは、体にとって良いことかもしれない。と、まずは朝食をニンジンジュースにすることから始めて、空腹を感じたら飲むようにしていたら、

そのうちジュースもいらなくなって、

今は、生姜とシナモンたっぷりの紅茶を朝に作って、午前中飲んでいます。そしてお昼の12時前後にプチ断食が明けて、お昼ごはん。


天然酵母パンを焼き始める前は、[オートミール、卵、ココナッツオイル、シナモン、ジンジャー、レーズン、胡桃] で作ったオートミールクッキーを常に作っていて、

お昼ごはん(私にとっての朝ごはん)は、そのオートミールクッキーとか、チーズとレーズンとか、簡単なものだったけど

豆乳ヨーグルトを作り始めてから、乳酸菌は空腹時に摂るのが良いらしいので、これを1日の一番最初の食事にした方がよくない?と思い

「オーバーナイトオーツ」っていうのが流行ったのを思い出しました。

セレブの朝ごはん♪的なやつ

要するに、夜のうちにオートミールといろいろなものを混ぜて冷蔵庫にいれといて、朝いい感じにふやけたそれを食べる。らしいんだけど

うちのヨーグルトでそれやっちゃったら発酵しちゃうよ~、と思い

ん、でも発酵させた方がいいんじゃない?となり

まずは出来上がって冷蔵庫にいるヨーグルトちゃんにオートミールを少し混ぜて、一晩常温放置して、食べてみて、(うん、いける)

次はヨーグルトを作るときに、出来上がったヨーグルトのホエイを別容器にためてあるので、それを何さじかと、豆乳、菌のエサにするレーズン、それにオートミールも入れてみて、

ヨーグルトを作ったところ、それもふつうに出来てふつうに美味しくて

『天然発酵の世界』のサンダー・キャッツ氏によると、基本的に「食品は発酵させると栄養価はあがる」らしいし



定番昼(朝)ごはんになるかも。

しかし問題は、夜作って朝持ってきて、昼に食べるまでの間に、常温だと発酵し続けちゃうので、発酵しすぎになっちゃわないかドキドキすること

今日の分は、昨日新たに豆乳から作ったヨーグルトでなくて、もともと出来ているヨーグルトに少し豆乳とオートミールを足したものだったので、とても元気が良くて、特にハラハラしました。




私は酸味のあるヨーグルトが好きなので発酵進みすぎくらいでも良いんだけど、いわゆる「過発酵」になってしまうと、マズくなるらしい。

















2015年10月16日金曜日

生姜酵母でパンのグラタン



1度目に作ったジンジャーエール(=生姜酵母: すりおろした生姜、レモン、はちみつ+アニス酵母液少々)が、イメージ通りにシュワシュワしなくて冷蔵庫に寝かせっぱなしになっていたので、料理に使ってみました。

1. 超切れ味の良いパン切り包丁でも切れないくらい固くなった自家製ライ麦パン(代わりに指を切ってしまった)を例の生姜酵母液に浸しておいて、

2. サツマイモと一緒に塩、ニンニク等で炒めたあと

3. その生姜酵母液と沸騰したお湯を適当に足し

4. パンがグズグズになったら火を止めて、耐熱皿にうつしチーズをかけてトースターで焼く

だけ!

本当は一晩くらい浸して新たにパンを発酵させれば良かったんだろうけど、今日思いついて今日食べたかったので、短時間しか浸してなくても生姜とレモンの風味がよく効いていて美味しかったです。そして、発酵特有の、単品の材料を混ぜただけでは多分出せない深みのある味。うーん。

現地で食べたことはないけど、ポルトガルとかスペインでこういう料理があるはず

ちなみにレーズン酵母のサワードウ(もどき)で作ったライ麦パンは、一週間以上経ってガチガチになっていても悪くはなっていませんでした。

本物のサワードウ(粉と水だけ)で作るライ麦パンは、出来立てよりも少し経ってからの方が美味しくて、結構日持ちもするらしい。

私は決して料理上手ではないし、基本も本当に知らないんだけど、あちこちで聞いたレシピやアイディアを都合よくミックスしてアレンジして、ていうのは好きです。

美味しいものが食べたいからね。


そういえば

クリスマスに向けてシュトーレンが作りたくて、それにはまずラムレーズンだろう、と思い立ってすぐスーパーで買ってきた製菓用のダークラム。

今朝そのラムに3日ほど漬けたレーズンをたっぷり入れてパンを焼き、焼き立てにラムを塗り、なんちゃってシュトーレンを作って食べたのだけど
においもよくて、最初は美味しいんだけど、
後味が変………
食べた後何時間も口の中がおかしくて
高いアルコールのせい?とも思ったけど、これは恐らくアルコールではなくラムに入っていた何かだと思います。

原材料書いてなかったけど、蒸留酒だし大丈夫よね、と思い深く考えなくて。
でもよく考えたら、蒸留酒であの色って、ないよね。
蒸留したばかりは透明で、3年5年樽で熟成してあの琥珀色って出るものであって
あの製菓用ラムがそんな、熟成したものだとは思えない。。もしそうだったら書くよね。
原材料の表示がないってことは、多分お酒として売っているわけではないから、とか、そもそも製菓用の添加物として売られてるから…とか、何かしらの抜け穴があるんだろうな。。。お酒のことは詳しくないので盲点でした。

今日の午後にそのラムレーズンの入ったパンを食べて、帰って晩御飯も食べたのに、夜の8時現在口の中はまだ変な感じがしてる。。喉が乾くような、変な味がするような。。

普段食品を買うときは必ずひっくり返して原材料を見ます。

砂糖、ブドウ糖果糖液、アミノ酸調味料、カラメル色素、香料…

これらは売る側ができるだけ多くの利益を得るために添加しているものであって、人体には(少なくとも私には)必要ない。

私はアトピーを治すために、砂糖や添加物をやめ、できるだけ有機のものを食べるようにしているけど、
そういうものを食べていると、舌が肥えてくるみたいです。味覚もそんなに鋭いわけでもないし、グルメでもなんでもないのに。

発酵においても、雑菌とか腐敗とか可能性はあるけど、結局自分の鼻と舌(とお腹?)で判断するしかないので


本物がわかる人になりたい!ですね。

2015年10月13日火曜日

八女のお土産

「日本一の高級茶の産地」、(そして黒木瞳の出身地の)福岡県八女市黒木町に行っていました。

ただの小旅行の予定だったけど、前回行った時とは全く違うものが見えて、改めて発酵によって人生が変わった(!)ことを実感。

お土産も今までとはちょっと違う感じです。

海苔、胡桃、米酢、竹酢液


まずは、小京都と呼ばれる福島の街で、かっこいい地元の伝統工芸品たちを置いている雑貨屋さん「うなぎの寝床」で買った有明のり。
海藻には海のミネラルがいっぱいつまっていて、毒素を排出する働きもあって、健康にはとっても良いのに、手に入りやすいものは大抵「アミノ酸調味料」その他いろいろなもので台無しにされています。

そして八女市の江崎酢醸造元の米酢(「独自の酵母でじっくりと醸しました」)と、同じく八女の立花バンブー株式会社というところの竹酢液の入浴剤『竹林浴』。どちらもこだわりの品♪

お酢に目覚めたのは一週間くらい前からです。
アトピーは、砂糖をやめたり、食べ物に気をつけたり、サプリメントをとるようになってから大分改善されたものの、この間久しぶりにすぐに治まらない痒みにおそわれ
変なもの食べてないはずだしなんでだろう・・・と考えていたら
思い当たることが一つありました。
基本的に何を食べるかよりも何を食べないかを重視していて、入れることよりも出すことが大事だと思っているので
デトックスに良いものとしてあげられていた重曹風呂を、試してみていました。
その時は、たくさん汗もかいたし、まぁスベスベになったなぁというくらいだったけど
それが間違いだった。。
アトピー肌とpHの関係を全く理解していませんでした。
乾燥肌でアトピー肌の人の皮膚は、通常よりもアルカリ性に傾いているらしい。
そして、重曹は弱アルカリ性。しかも重曹はたんぱく質を溶かす働きをする。。
ただでさえ刺激に弱く薄くなっている肌を、更にとかすなんて・・・!
悪化して当然です。
なので、反対の酸性であるりんご酢をお風呂にいれてみたところ
大分治まったのでした。
pHを正常な値に近づけてあげることは、表皮常在菌たちを働きやすくすることにもつながります。

ちなみにこのことを調べている時英語を使って検索もしてみたところ、
Earth ClinicというウェブサイトでAtopic Dermatitis/Eczema に効くナチュラルレメディーの口コミ1位が「Apple Cider Vinegar」でした。
もっと早く英語でも検索してみていればよかった・・・

ちなみにこのサイトでの2位はココナッツオイル、3位は蜂蜜だそうです。

と、いうわけで最近はお風呂にお酢を入れ、お風呂あがりにうっすらココナッツオイルを塗っています。
アトピーも大分改善され、サボりがちだった半身浴(と風呂読書)を見直す良いきっかけになりました。最近寒いし。

竹酢液を買ったのは、中国からお茶を持ち帰ったという和尚さんの銅像があり、有名なアレの形をした岩が奉られている、笠原の「霊巌寺」というお寺の下にある、「お茶の里記念館」です。
霊巌寺。右端に見えるのは、八女で一番古いとされているお茶の木。
例の岩と黒木一帯が見渡せる展望台までのハイキングに行かなかった私は、お寺の住職さんと、お話をさせて頂いておりました。ぽつり、ぽつりと、30分ほど。

お寺の歴史から、中国の蘇州の話、お茶の話まで。普通だったらめんどくさいから逃げよう・・・となってもおかしくない状況だったけど、無言で2人で立っていてもちっとも苦にならず、むしろその方のたたずまいが好ましく、同じ空間にいるだけで自分が浄化されるような気分でした。
図々しいか?


でも今回の小旅行は、人との交流が素晴らしかった。

八女市にある切り絵工房の作家さんから

そのお隣のハリネズミ屋さん・・・ではなく革職人さんから
八女市在住、ハリネズミのハリーくん


福岡でWWOOFをしている、素晴らしい旅行談を聞かせてくれたタイ人の女の子から

霊巌寺の和尚さんから

発酵の素晴らしさを分かち合ってくれて本当においしいご飯をつくってくれて福岡で一番美味しい胡桃の実をわけてくださった山の中の洋食屋さん「クターデン」のオーナーから

発酵マニアにはたまらない感じ


そして帰りの電車の駅で隣に座ったおばあさんまで。。。

新しい人と出会って、その人の宇宙と出会うと言うのは、何回も実感していることだけど、いくつになっても飽きないことだな。

そして、たった2日だけど空けていた家に帰ってきて、冷蔵庫の中に眠らせておいた酵母ちゃん達と再会する喜びにも、まだしばらくは飽きなさそうです♪

樹齢800年、津江神社の大クス